スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

7月, 2017の投稿を表示しています

骨盤の動き

こんにちは^^ パーソナルトレーナーの近藤です。 ダンサーズコンディショニング第⑧弾のテーマは骨盤です。 骨盤は、正面から見るとハート型♡で、 立体的に見るとサラダボールのような形状の骨格です。 BLcreate ダンサーに骨盤の動きは必須ですよね。 アイソレーションで腰だけを自由に動かすことが出来ると、 ダンスのパフォーマンスはより一層カッコよく見えます。 さぁ、立ち上がって一緒に骨盤を動かしてみましょう! ◆前傾・・お尻を後ろに突き出す、女性に多い出っ尻の形です。 腰部の脊柱起立筋と大腿直筋が縮むことで骨盤が前に倒れます。 要するに出っ尻姿勢の方で、さらに腹筋がない方は、 常に腰部に過度な負担がかかっているということです。 ◆後傾・・膝を曲げて腰を丸める形 腹直筋と大臀筋、ハムストリングが縮むことで骨盤が後ろに倒れます。 ◆内屈・・左右どちらかの骨盤を引き上げた状態 腰方形筋(骨盤と肋骨をつなぐ筋肉)と大臀筋・内転筋群が働きます。 ◆外屈・・左右どちらかの骨盤を引き下げた状態 中臀筋と大腿筋膜張筋が働きます。 骨盤を安定させるのは、腹横筋と言うインナーマッスルです。 例えば腹横筋を使わずに脚を持ち上げるとこういう感じになります。 お尻が落ちる、重心が落ちる、腰が丸まる、背中が丸まる 腹横筋を使うと体を後傾することができ、腰部も守ることが出来ます。 動員される筋群も増え、運動効果もだいぶ変わります。 正面から見る骨盤が引き上がってない状態 動きや姿勢にメリハリがない様子 左の骨盤が内屈された状態で足が引き上がった様子 左の腹斜筋をかなり使っています 脚を引き上げる、伸ばす、キックするなどの動きに骨盤の動きはとても重要になります。 骨盤の動きをサポートするのは周辺の筋群です。 お腹周りの筋群はもちろん、臀筋や腰部の筋肉、 この辺りのバランスが崩れると動きが崩れ、違和感や痛み

腰・股関節の動き

こんにちは^^ パーソナルトレーナーの近藤梢/KOZYです。 今日は下半身と上半身を結ぶ腰・股関節の働きについて。 股関節のつくりや動きを感じる事で脚がどう動いていくのか、理解してみましょう。 理解が深まると、抽象的に表現されたときにでもよく咀嚼でき、 身体ですぐに表現できるようになります。 股関節とは骨盤と太ももの骨(大腿骨)が連結した関節です。 この二つの関節はパズルのようにつながっており、大腿骨の先端は球関節といって 丸くなり、骨盤はその球関節をキャッチするようにくぼんでいます。 BLcreate この間にあるのが軟骨で、これがすり減ると骨同士がぶつかり痛みが生じます。 軟骨がすり減る原因として、股関節周辺の筋肉が硬くなったり、 股関節周辺の臀筋や腸腰筋、太ももの筋肉などの筋力が落ちていく事で負担がかかり 股関節に違和感を感じることになります。 何と言っても日本人(特に女性)の股関節問題はとても大きく、 上記のように筋力が落ち、軟骨がすり減り、股関節の形が変わってしまう。 立ち上がる時、歩く時、足を上げた時に痛みが出ます。 変形性股関節症は先天性のものが多いようですが、後天的にもありうる事です。 骨密度の低下や筋力の低下、妊娠/出産経験などにより、 股関節はとても大きな負担を抱えているのです。 それでは、働きについてご紹介します。 ◇屈曲(股関節から足を上に上げる)・・ももの前の筋肉が働く。 ◇伸展(脚を後ろへ伸ばす)・・もも裏とお尻の筋肉が働く。 ◇外転(横へ広げる)・・脚の外側の筋肉が働く。 ◇内転(体の中心へ寄せる)・・脚の内側の筋肉が働く。 ◇外旋(ターンアウト/膝を伸ばした状態で外側に回す)・・臀筋やもも外やもも裏が働く。 ◇内旋(ターンイン/脚を伸ばした状態で内側に回す)・・ももの内側、後ろあたりが働く。 同じ姿勢が長く続く場合、股関節周りはとても固まりやすいです。 そんな股関節周辺を緩める体操として、ストレッチポールを使った ペルビックコンディシ

膝の動き

こんにちは^^ パーソナルトレーナーの近藤梢です。 ダンサーズコンディショニングその⑥! 今回のテーマは膝。 脚モデルはBLストレングスコーチのボディビルダー牧野氏です^^ それでは、どうぞ。 膝は、太ももの骨(大腿骨)とスネの骨(脛骨)が重なった関節であり、ちょうど拳と拳が合わさったような形の骨格で、間に半月板(軟骨)のクッションがあります。 膝の正面・真ん中には膝蓋骨というお皿のようなものがくっついています。 膝蓋骨には大腿四頭筋の一つである、大腿直筋の腱が伸び、その腱が膝蓋骨を包み、 さらに脛骨(スネ)に付着しています。 要するに、膝を伸ばすということは、ももの前の筋肉が動くことによって 可能になっているということです。 尚、膝周りには多くの靭帯があり、関節が前後にずれないように、 靭帯というバンドで固く結びつけています。 では、動きの紹介に入ります^^ ◇屈曲(曲げる)・・しゃがむように膝を曲げる動き。 →ふくらはぎの筋肉が働く もしくは、かかととお尻を近づける →ももの裏の筋肉が働く 先日、東京オープンボディビル大会を終えた牧野氏。 60kg級で第2位!綺麗な脚です。 ◇伸展(伸ばす)・・膝から下を伸ばす動き →ももの前の筋肉が働きます さすがボディビルダー、大腿四頭筋が働いているのが確認できます。 ◇外旋(膝を曲げ、外に向ける動き) ハムストリングス(もも裏)が働きます。 綺麗な内側広筋だ・・ この動き、膝を伸ばした状態で行うと、ねじれた状態になり、とても負担がかかります。 でも多いんです。膝が伸びた状態で外旋してしまう。 関節が緩い方や、筋肉の付き方がアンバランスな方に起こりやすく、 膝や股関節周辺の痛みに繋がります。 ◇内旋(膝を曲げ、内に向ける動き) ハムストリングス(もも裏)が働きます。 今度は外側広筋がお目見えです。 これも、膝が伸びた状態で内旋してはいけません。 ニーイン(膝が内に入る)と呼ばれる動きになり、内側側副靱帯に負担をかけ、 膝の内側の痛みに繋がり